2012年10月7日日曜日

子供鉅人「幕末スープレックス」

2012年10月4日 19時30分開演 阿佐谷ザムザ阿佐谷
作・演出:益山貴司
出演:億なつき、キキ花香、小中太、影山徹、益山寛司、益山貴司、林祐介、大歳芽里、ミスター、益山U☆G、一川幸恵、岡野一平、尾場瀬華子、ぎぃ子、クールキャッツ高杉、小嶋海平、小林欣也、小林紀貴,永沼伊久也、東ゆうこ、三ツ井秋、山田春江
自分の芝居に関する趣味趣向の限界を思い知らされた芝居でした。たとえば、次郎のラーメンは一部の人にとっては最高のラーメンであったとしても、私にとっては料理以前のものであり、味云々の前に下ごしらえもされていなくて、金を払って食べる気がしないものであるように、子供鉅人の芝居も、楽しむ気もしないタイプの芝居でした。
おのおのの役者の演技力はもちろんへたくそなものでしたが、情熱や、一生懸命さはわかります。しかし、それをうまく観客に伝えられない演出には、大いに問題があると思います。作・演出の益山貴司も役者として舞台に登場しますが、自分がやっていることに照れや、恥じらいがあるように見えました。それが悪い方に影響して、舞台の爆発力をなくしているようでした。
もちろん、私が年を取ったせいであのような舞台をおもしろいと感じなくなったこともあるでしょう。40年前なら、おもしろいと思ったかもしれません。
残念な出逢いだったと言うしかありません。

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