2014年11月14日金曜日

ミクニヤナイハラプロジェクト「桜の園」

2014年11月14日 19時30分開演 西巣鴨創造舎
作・演出:矢内原美邦
出演:笠木泉、鈴木将一朗、光瀬指絵、山本圭佑、川田希、川上友里、菊沢将憲、佐々木至
矢内原美邦については以前、「前向き、ダイモン」という作品を見ただけで、ニブロールというダンス集団を主宰している。本人もダンサーである、どこかの大学の教授だか、助教授らしい。それぐらいしか知識がありませんでした。KAATで2回ほど公演がありましたが、スケジュールがあわずに見ていませんでした。「前向き、ダイモン」のことも忘れていて、見に行きました。
オープニングは、体育館前の野外で3カ所に分かれて同時に始まります。桜の木を守ろうとする人とそれを取材しているらしいジャーナリスト、土地を売りたい地主、開発側の社員と弁護士、それぞれに自分たちの主張を叫びます。一段落して、観客は屋内に誘導されます。
屋内は半分ほどがステージで、残りがひな壇の観客席です。ステージには、一面落ち葉が引き詰めてあり、入場時にマスクが配られたわけがわかりました。役者が動き回るので
観劇中、ずっと埃っぽかったです。
チェーホフの「桜の園」を下敷きにしているのですが、土地を売らなければならない地主と,桜を守りたい人が別々であるという設定が現代的で面白かったです。
ミクニヤナイハラ演劇の最大のポイントは、役者が常にダンスというか体操というか動き続けながら台詞をいうところで、役者の運動量は並大抵なものではありません。これは、矢内原自身が当日パンフに書いていたことによると、「台詞が動きを誘発するのではなく、動きが台詞が誘発するのでもない、動きと台詞が同時に発せられたとき、そこに私の演劇がある。」ということのようです。
おっしゃっていることはわかるような気もするのですが、実際目にするものは、息も絶え絶えに台詞を喋るまくる役者の苦行というようなものです。ミクニヤナイハラ演劇が成立していたかどうかはよくわかりません。


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