2018年5月18日金曜日

Newyork 2018 Vol.14 Mean Girl

2018年5月17日 19時開演 August Wilson Theatre
昨夜とはうってかわって脳天気な学園物です。映画の舞台化のようですが、私は映画は見ていません。アフリカで育った自然児がシカゴのハイスクールに転校して、意地悪な学園の女王に出会うという、絵に描いたようなストーリーです。その後もいかした男の子に出会うとその子は女王様の元彼で、女王様は取り戻しに現れるというように、最後まで王道を外しません。
特筆すべきは、舞台装置で、舞台全面サイコラマのLED画面です。上下に分かれていて下の一部はスライドします。
そこにカフェテリアや教室、校門などが映し出されます。もちろん情景だけでなく時にはピンクのハートがいっぱいというような心情も表れます。
2階席から見る限り輝度や照度も適度にコントロールされており、悪目立ちする場面は見られませんでした。ただ、コントロールされているとは言え常にLEDがついているので、それに負けないように前の明るくなり、陰影の微妙な美しさはのぞめません。
なによりもLEDだと何を映しても、「説明」になってしまうのが最大の特徴です。風景を写しても心情を表しても、説明されているという感じを忘れることはありません。この演目にはそれがマッチしていましたが、向かない演目も多くありそうです。

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