2019年6月12日水曜日

Newyork2019 Vol.10 Ain't Too Proud - The Life and Times of The Temptations

2019年6月11日 19時開演 IMPERIAL THEATRE
リズム&ブルースのボーカルグループ、テンプテーションズのミュージカルです。基になっているのは、オリジナルメンバーで今もテンプテーションズを率いている、オーティス・ウィリアムスの「THE TEMPTASIONS」で、劇中でもオーティス・ウィリアムス役の役者デリック・ラスキンがナレーターを務めて話を進めていきます。他のメンバーは唄うか、短い芝居をするだけ。もちろん、オーティスもそこにいるので、その環から抜けてナレーションをすることになります。
その繰り返しがリズムを生み出して、話がどんどん前に進んでいく仕組みになっています。
このミュージカルはいわゆる「ジュークボックスミュージカル」に分類されると思うのですが、単なる懐メロの垂れ流し状態にならずに、ドラマとしてもしっかりしたものを持った作品に仕上がっています。既製の曲を使ってもちゃんとしたミュージカルを作れることを「ジャージー・ボーイズ」に続いて証明したと思います。
リズム&ブルースのボーカルグループには曲ごとに決まった振付があります。それも魅力のひとつですが、このミュージカルでは、そのオリジナルの振付がブラシュアップされたり、新たな振りになっていたりして、単純にかっこよさが倍増しています。

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