2015年77月11日 17時開演 新国立劇場小劇場
作・演出:長塚圭史
振付:近藤良平
出演:首藤康之、近藤良平、長塚圭史、松たか子
2013年と同じ座組で、いちおう子供向けの企画ですが、子供より大人の方が楽しめる仕上がりでした。首藤康之と近藤良平、松たか子と長塚圭史がペアで,鏡のこちらと向こうの人物を演じるという設定で、タイトルもそれに準じたアナグラムになっています。設定、ストーリーともに前回よりスマートになっており、それは進歩だと思うのですが、そのため菊花(仮)が少なく、私には前回の方が楽しめました。鏡の世界なので、ミラー振りとでも言うのでしょうか、二入が鏡のこちらと向こうのように左右対称に踊る場面が何度かかるのですが、どうしても相手の動きを意識して踊らざるをえないので、いつもの伸びやかな,自由な感じがなくなっていたのが残念でした。
今回の最大の収穫は、長塚圭史の女装でしょうか、あれだけ背の高い人が女装すると、あんなに悲惨なことになるという見本です。
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