作:加藤一浩
演出:柄本明
出演:江本時生、山地健仁、茨木真之介、戸辺俊介、西田静史、江本明、飯塚祐介、山肩重夫、綾田俊樹、血野滉修、川崎勇人、吉橋航也、田中洋之助、伊東潤
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30数年たって、彼らはさらに進化しました。わけがわからない上に、おもしろいのかどうかもわからなくなったのです。
あまりのわけのわからなさに、途中で何分か寝てしまったほどです。
このブログは、感想をメモして芝居を見続けるモチベーションを保つために始めたものですが、ここにきて「感想をメモするにも、言葉にならない」芝居に出逢ってしまいました。
雑居ビルの5階のエレベーターホール、わけありげな男達が出入りして会話を交わしていく。商品の移動を頼まれたが、依頼主が現れず途方にくれる便利屋、絵本作家の書斎に住み着いているアルバイト達、妻がスペインに行ってしまい連絡が取れなくて困惑するサラリーマン、有名らしい皮膚科にやってきた兄弟、漫画喫茶に済んでいるような中年男、殺人があったようななかったような。ハトの怪人がいるような、いないような。突然、ラストはかっぽれを踊っておしまい。
特に芝居がうまい人がいるわけでもなく、不思議なムードだけが全体を覆っている。
東京乾電池の芝居は、あの不思議なムードを楽しむものなのでしょうか?
私には、わかりません。
次回公演を見に行くべきなのか、見なくてもよいのか、それすらもわかりません。