脚本・構成・演出:竹田鉄士
出演:小原雄平、道井良樹、岩田裕耳、横島裕、新野アコヤ、片桐俊次、武川優子、渡辺美弥子
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当日パンフによると、結成当初脚本の書き方も知らなかった主催者は、辞書から3つの言葉を適当に拾い出して、それを基に物語を作るということをしていたそうです。その無理矢理なストーリーを可能にするための設定や世界観を後付けすることで、変な喜劇ができあがることになったそうです。いってみれば、落語の三題話の演劇版でしょうか。
15周年にあたり、初心に戻って3つの言葉を選んでもらい、それを基に13編のショートストーリーができあがりました。
できあがった物を見てみると、確かに奇妙な設定やゆがんだ世界観を感じるのですが、だからといって面白いかといえば,そうでもない。小器用にまとめるある種の才能はあるとしても、だからといって全て面白くなるものでもない。という、ごく当たり前の結論にいなってしまいます。
役者では、「ある女」シリーズ3本で一人芝居を演じた渡辺美弥子が、見ている者の気をそらさない巧みな話術で面白かったのですが、ワンパターンなので3本も見せられると飽きてきます。