2018年10月25日 19時30分開演 三鷹市芸術文化センター星のホール
作・演出:池内 風
出演:青木友哉(MU)、荻野祐輔(東京エスカルゴ。)、工藤さや(カムヰヤッセン)、小林 樹(カムヰヤッセン)、高川裕也、辻 響平(かわいいコンビニ店員飯田さん)、永宝千晶(文学座)、若松武史
えっと驚くほどのリアリズムで芝居が進行していきます。地方都市の道路再開発に直面し立ち退きを迫られる電気屋の主人と、わざわざ東京からUターンして役所に就職し、立ち退き交渉にあたる息子を巡る物語です。なぜ、今そのようなストーリーをリアリズムでやらなければならないのか、意味がよくわかりません。最終的に息子が役所を辞め、新しいコミュニティの拠点を作るべく民宿を始める計画を話し、周囲の賛同を得るのですが、それを芝居にする意味もよくわかりません。
セットも電気屋の居間のリアルな一杯セットなのですが、息子のマンションのシーンはソファ周りのサス処理、役所での上司との会話シーンは縁側の前でサス処理となり、そこに行く経過説明もなく、芝居の質も変わらないので、違和感が残ります。
三鷹芸術市民センターが毎年やっている「ネクストジェネレーション」という若い劇団を紹介するシリーズの1つとして、このような芝居が選ばれたことが驚きでした。
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