2012年4月26日木曜日

Phoebe Snow

4月26日で、大好きだったフィービー・スノウが亡くなって1年がたちます。
初めてフィービー・スノウを聞いたのは、ファーストアルバムの「フィービー・スノウ Phoebe Snow」でした。どんな歌手か全く知らなかったのですが、バックにベースのチャック・イスラエルやズート・シムス、テディ・ウィルソンなどジャズ畑の人が入っているので、それに惹かれてLPを買いました。まだ、CDではありませんでした。
一曲目を聞いて、その声に一発で惚れました。元来、マリア・マルダーや、リタ・クーリッジなどの少しハスキーで太めの声が大好きだったので、即、マイフェイバリットシンガーの仲間入りです。
初期に、2回来日した記憶があります。1回目は読売ホールで私はいけなかったのですが、行った人の話では、かわいそうなほどお客が入っていなかったそうです。2回目は、私も横浜県民ホールに見に行きました。ギタリストがフィービーのギターのチューニングを時々直してあげていたのが、ほほえましかったことを覚えています。お客の入りも8割くらいは入っていて、これなら3度めの来日もあるだろうと安心したことを覚えています。
しかし、その後生まれた赤ちゃんに障害があることがわかり、育児に専念するためにツアー活動をやめるという記事を雑誌で読んでがっかりしました。
ツアーに出ないでスタジオでコーラスの仕事やコマーシャルソングを歌っていたようです。そういえば、パティ・オースティンもお母さんの体が弱くて、鳴り物入りでデビューしたのツアーに出ないで、スタジオワークだけにしぼり、一部で「コマーシャルソングの女王」と呼ばれたりしてましたね。
その後は、新しいアルバムが出たのがわかれば買う程度だったのですが、2回、生のフィービーを見損ねた想い出があります。
両方ともニューヨークに遊びに行っていたときのことですが、一度は、チケットエージェントのホームページを見ていたときにニュージャージーの野外劇場で、フィービーのコンサートがあることを知りました。場所が鉄道とバスを乗り継いで行かなければ行けないようなところで、コンサート後、深夜にマンハッタンに戻ってこれるかどうかわからなくて、あきらめました。
2回目は、オープン間もないB・B・キングクラブのスケジュールボードを見たら、次の週にフィービー・スノウの名前があったのです。そのときは急いでいたので、次の日にお金を持って行ってみたら、もうキャンセルになっていました。
最近は、新しいアルバム「ナチュラル・ワンダー」もだし、少しづつ露出も増えてきたので、これは来日もあるかもと期待していたところに、入院、訃報の知らせで残念でなりません。
Youtubeで検索すると、ポール・サイモンやリンダ・ロンシュタット、スティリーダンのコンサートで歌っているフィービー・スノウを見ることができます。
元々、神経質な人のようで、ライブでは緊張しているのか声が固く、CDで聞く方が柔らかくて豊かな声が楽しめます。
代表的なCDはほとんど持っていると思いますが、CD化されていないビリー・ジョエルのバックバンドとやった「ROCK AWAY」は聞いたことがありません。
どこか、CD化してくれないかなあ。
未CD化といえば、ジョー・コッッカーがスタッフをバックに歌っている「スティングレイ」も、CDになっていませんね。これも是非聞いてみたい一枚です。
そのうち、ジョー・コッカーについてもかいてみたいと思っています。

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