2014年4月17日木曜日

江古田のガールズ「仮面音楽祭」

2014年4月16日 19時開演 赤坂レッドシアター
作・演出:山崎洋平
出演:瓜生和成、内野聡夢、恩田隆一、小林光、幸野紘子、荒川佳、藻田留理子、増岡裕子、うらじぬの、大村わたる、長瀬みなみ、斉藤祐一
開演前の前説を作・演出の山崎洋平自ら行っていたが、その段階から薄ら寒さ全開でそのまま、寒い芝居が2時間続いてしまいました。
「観客にただただ楽しんでもらいたいだけだ。」という芝居だそうですが、その思いに嘘はないものだとしても、お笑いにはセンスや才能が何よりも必要であり、それがないとどうしようもないことが証明されたということでしょう。この「江古田のガールズ」は、何度もチラシは見かけたのですがタイミングが合わずなかなか見られなかった劇団ですが、見てがっかりの劇団でした。見るまでにかかった時間の分だけがっかり度も大きかったのかもしれません。
深夜のカラオケボックスでの合コン、「最初からうまくいかない男女の思いをカラオケにのせて替え歌で歌いまくる。」というアイディアは悪くないと思うのですが、誰でも思いつきそうなプランだけに、作・演出のセンスが重要だと思います。それを、どこかで見たことがあるような安直な演出に終始し、加えて役者の歌が下手すぎときては救われません。演出も歌がもたないという自覚はあるらしく、振付やコーラス、合いの手などを入れてくるですが、ダンスも下手、合いの手を入れるために出入りするのもうるさいだけという有様で、救われません。

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