2015年8月1日 14時開演 小田原市民会館
作・演出:岩井秀人
出演:田村健太郎、岡田瑞穂、後藤剛範、平原テツ、チャン・リーメイ
なかなか見ることのできなかったハイバイの代表作「ヒッキー・カンクーントルネード」を小田原まで出かけてみることができました。
2012年にパルコ劇場で、「ヒッキー・ソトニデテミターノ」を見て面白かったことは覚えているのですが、「ヒッキー・カンクーントルネード」はたびたび再演されているにもかかわらず、スケジュールが合わずに見逃していました。それでこのたび思いきって、チケット代金と同額の交通費2500円を払って,小田原まで見にいったわけです。
小田原市民会館に入ってみると、舞台の上手半分が客席、下手半分に黒パンチがひいてあって舞台というしつらえになっていました。道具もダイニングテーブルとイス、カーペットとハイバイオリジナルの2つのどこでもドアなど簡素な物だけで、運搬もハイエース1台で済むのではないかと思えるほどでした。
さて肝心の芝居ですが、これは感心はするが感動はしないという結果となりました。主役の引きこもりである登美雄の演技のせいか,私の年のせいか一切感情移入できず、お母さん役の平原テツの演技に感心するばかりとなりました。平原テツの女形を見るのは初めてでしたが、無理に女性に寄せようとはせず、いつものまま、台詞だけ女性言葉にしてあるだけという思い切りの良さが,リアリティを増していました。登美男は何を言っているのかよくわからず、最後までなにをいっているのかわからないままでした。
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