2012年7月4日水曜日

ままごと「朝がある」

2012年7月3日 19時30分開演 三鷹芸術文化センター星のホール
作・演出:柴幸男
出演:大石将弘
チケットを予約した後で、苦手な一人芝居なことに気がつき、キャンセルもできないので気が進まないまま、見に行きました。
課題曲のコンクールを模したような形で、同じ台詞をさまざまなバリエーションで語っていきます。独特なアクセントがリズムを生み、時々挿入される映像や照明がアクセントにになって、飽きさせない工夫がされています。しかし、地味な前半は正直半分寝ていました。後半は、声も振りも音も大きくなり、何とか起きていられました。
そして、最後には歌ってしまうのですが、これが微妙に音程がずれていて、笑っていいのか盛り上がるべきなのか心が迷ってしまいます。
動きもだんだんダンスのようになってくるのですが、発声に従って動きがあるという関係が明確にわかるので、あまり気になりません。しかし、歌は、新しい次元に入ると言うことなので、あの微妙な下手さ加減がとても気になりました。
演劇の枠を広げるのか、演劇を飛び越えた表現をめざしているのかわかりませんが、とても明快な方法論があることはわかります。
それが、どれくらい有効なのかなわかりませんが。
次回公演も、ぜひ、見たいと思います。

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