作・演出:西尾佳織
出演:浅井浩介、鳥島明、笹野鈴々音、武井翔子、森すみれ、伊藤俊輔、実近順次

その感覚は特に舞台美術によく表れていて、舞台美術家の考えたエッシャーの階段のように見せたかったであろう舞台美術のシンクロ少女は、成功しているとはいえませんが、十分芝居の範疇にあると思われます。6畳間を四方の上から見下ろすという環境を設定することが一番の目的だと思われる舞台美術の快快は、芝居的な感覚よりも現代美術の日常の中に非日常を持ち込んで、そのインパクトを得ることに満足する感覚に非常に近い気がします。鳥公園の舞台美術は、奈落をセットの一部として使うためにわざわざ通常の客席と舞台を逆転させて使い、パイプ組の二階屋を立てて、その奥の客席部分は公演という感じでベンチと街灯を配するというものでした。セットの考え方は芝居的でしたが、出入り口の処理をしないとか客席壁面がそのままであるなど、ディティールの処理に気がゆかないところは、舞台的というより
美術的な感じがしました。
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