2013年11月29日 19時30分開演 横浜芸術劇場大スタジオ
作・演出:藤田貴大
出演:石井亮介、伊東茄那、荻原綾、尾野島慎太朗、川崎ゆり子、成田亜佑美、中島広隆、波佐谷聡、召田実子、吉田聡子
この劇団独特の語り口も回を重ねていくうちに気にならなくなって、内容がすんなり入ってくるようになりました。又、今回は四方客席のため、同じシーンを視点を変えて繰り返す手法も四方の客へのサービスともなって、有効性が上がっていました。
今回のテーマは「生きる」でした。猫のモモの生涯が周りの人間の生死と平行して語られていきます。けんかしたり、恋愛したり、自殺してしまったりする人間の傍らで、「ただ、生きている。」だけの猫。じんわりと、感動が押し寄せてくるいい作品でした。
少し気になったのは、途中で役者のうちの何人かが感情オーバーになって、涙声になってしまうことでした。個人的には、クールな視点をキープした方がこの演出にはふさわしいという感じがします。前はそれができていたのに、今回できなっかたのはなぜでしょう。演出の考え方に変化があったのか?役者の質の問題でしょうか?
少し、
気になります。
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