2015年9月3日 19時30分開演 新宿SPACE雑雄
作・演出:山並洋貴
出演:石川いつろう、片腹年彦、川上ルイベ、近藤丼、杉田有司、田島慶太、福田神德、安田侃司、吉成豊、石原みゆき、木野真白、佐野恭代、澤崎妙、篠原希帆、高橋エリカ、田島冴香、田中渚、中村倫子、永山千晶、年代果林、三澤久美、関大輔
劇団名(正しくは山並洋貴の個人ユニットのようですが)のおもしろさと、下ネタ満載というチラシの文句に惹かれて見にいきました。
ちなみに、サムゴーギャットモンティブというのはキックボクサーの名前からきているようです。
22名の高校生の夏休みのさまざまなエピソードが語られていきます。他愛のないもの、シリアスなもの、ドラマティックなもの、最初はさりげなく、話が進むにつれて演出的にも盛り上がる形で展開していき、その筆力、演出力はかなりのものです。しかし、役者が下手では話になりません。そこいらの安い学園ドラマをみているような気になります。演出を考える前に役者の演技力を何とかして欲しい、そこにこそ力を注ぐべきではないかと思ってしまいます。まあ、劇団ではない個人ユニットでは限界があるのかもしれませんが。
話を盛り上げてうまくまとめる力はあるのですが、安いテレビドラマではないなにかがないと舞台では面白いとは言えないと思います。もしかしたら、それが下ネタ満載だったのかもしれませんが、今回は下ネタらしい下ネタもなく、決定力不足ということでしょうか。
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