2013年5月26日日曜日

ハイバイ「て」

2013年5月21日 19時30分開演 東京芸術劇場シアターイースト
作・演出 : 岩井秀人
出演:猪股俊明、岩井秀人、平原テツ、佐久間麻由、富川一人、上田遥、永井若葉、高橋周平、奥田洋平、小熊ヒデジ、青野竜平、用松亮
Twitterでの評判では、「岩井秀人の自伝的戯曲にして、最高傑作。何度見ても号泣。」「どうしてこの戯曲で岸田戯曲賞が取れなかったのか。」などと書かれていますが、私には今ひとつピンときませんでした。どうも私は、この戯曲や、「ポンポン………」などよりも、「霊感少女ヒドミちゃん」や、「ある女」のような映像を使ったポップな作品の方が好みのようです。
話は、久しぶりに全員集まった家族が前半は次男の視点から、後半は母親の視点から描かれています。舞台上のレイアウトもそれに合わせて、180度ひっくり返ります。同じ話が視点を変えることで、違った側面を見せることになるという演出は面白いのですが、別にそれで謎解きになるというわけでもなく、それがどうしたという印象は拭えません。
確かにリアルなんでしょうけれども、カタルシスを感じられないところが、納得いかないのだと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿