原案・出演:千葉雅子
作・演出・出演:土田英生
それにしても、土田の千葉に対する優しさに溢れた脚本には、少しびっくりさせられました。元々達者な脚本家だとは思っていましたが、対象が一人に絞られるとここまで優しくなれるのかと驚きました。優しすぎて、少し説明しすぎな感じもあったのは、残念です。
千葉は、20年以上自分のせいで隠れて暮らすこととなった年下のダメ男を憐れに思って尽くすが、ある日、ほとほと愛想が尽きる年上女房を頑張って演じていましたが、元々の資質にないのか、あっさりしすぎの感は否めませんでした。それに比べて、土田は、悪人顔なのに中身は全くの子供で相手の気持ちがわからないダメ男を演じて生き生きとしていました。
せっかく始めた新規事業なので、二人芝居の限界を打ち破るような企画に挑戦してもらいたいものです。
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