2013年9月11日水曜日

玉田企画「臆病な町」

2013年9がつ9月3日 19時30分開演 三鷹市民藝術センター 星のホール
作・演出:玉田真也
出演:木下崇祥、大山雄史、玉田真也、飯田一期、墨井鯨子、島田桃衣、海津忠、永井秀樹
去年「はえぎわ」や、「マームとジプシー」など面白いラインナップで楽しませてくれた MITAKA NEXT GENERATION SELECTION の今年のシリーズのトップバッターということで見にいきました。
いわゆる「青年団」系のグループで、青年団所属の役者も何人か出ていました。
ストーリーは、中学の卓球部の夏合宿の話なんですが、その中学生を演じる役者の芝居が恥ずかしくてほとんど直視できず、ほとんど下を向いていました。
なかなか断定的な言い方ができず、つい小さな声で相手をうかがうような言い方をしてしまい、改めて言い直す優柔不断な大人達(卓球部顧問の教師や、同棲中の男女など)と、何も考えないでストレートな物言いをする子供(中学生)の対比が芝居の基本構造なのですが、その前に中学生役の演技のひどさにしらけるばかりで、構造のことなど考える気にもなりません。
役者が自分とかけ離れた役を演じるときには、なみはずれた演技力か、モダンスイマーズの「楽園」のときのような演出上の工夫が必要だと思います。

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