作・演出:山崎彬
出演:呉城久美、池川貴清、大河原瑞穂、大塚宜幸、山崎彬、植田順平、宮下絵馬、北岸淳生、森井めぐみ

しかし、私がもっとも気になったのはストーリーではなく、演出としていわゆるチャライ若者のチャライ会話を大幅に誇張して話させ、それにあわせて大げさな身振りをあたかもダンスのように役者にさせていたことだ。それはきっと、昔からある人間関係に新しいアプローチをしてみたいという演出家の思いから出た者だと思うが、それなら、最後までそれを貫いてほしかった。時間が経てば経つほど、単なるシリアスな台詞のやりとりになっていって、見ていてつらいものがあった。
若い劇団を複数回見ていくと、最初は着想のおもしろさや目新しさで興味が持てるのだが、回を重ねるごとに、欠点や演技力の不足が目についてくる。それでも、見続ける魅力を持つには、一貫した方針をもつしかないと思う。それが見えてこない劇団や、揺らいでいる劇団は、やがて見にいかなくなる。
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