2014年3月18日 19時開演 東京芸術劇場シアターイースト
作・演出:松井周
出演:古屋隆太、奥田洋平、野津あおい、兵藤公美、武谷公雄、黒宮万里、市原佐都子
2007年に初演された作品の再演になるのだそうです。その頃から松井周の関心が、「閉ざされた集団」にあることがわかりました。ただし、松井の関心は。「度座された集団」それ自体にあるのではなく、そうであれば、極端な状況や、あり得そうもない設定をすることが可能になるのだからだと思います。それがだんだんとエスカレートして、最近の悪趣味な設定にまでなってきたようです。
初演は見ていないので、今回どの程度改訂がされているのかわかりませんが、悪趣味とか露悪趣味と呼べるほどのえぐさは見られません。
その悪趣味のバランスが絶妙だったのが「自慢の息子」で、あれがサンプルの最高傑作なのかもしれません。
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