作:堤泰之・金井博文・桑原裕子
演出:堤泰之・山崎総司・桑原裕子
出演:木下智恵、大枝佳織、武藤心平、熊野善啓、鳥島明、ヨウラマキ、佐賀野雅和、前田勝、原扶貴子、冠仁、野澤爽子、高山奈央子、成清正紀、桑原裕子、若狭勝也、馬場恒行、長尾長幸
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昨年夏の「ピーターパン」の演出をしたのが桑原裕子さんだと知り、今まで全く知らなかった名前なのでネットで調べたところ、KAKUTAという劇団の方だとわかりました。それ以来、一度芝居を見たいと思っていたのが今回ようやく果たせました。
劇団結成15周年記念公演ということで、芝居のストーリーは、劇団の歴史に重なるような「出発」「決別」「迷路」「対峙」「覚悟」と名付けられたプロローグ、エピローグつきの三つの話からなる二人の女性の物語でした。居場所を探して転々と移動する絵里と一緒にいたいために見当外れの努力をする貴和子。
二人は何度もすれ違い、最後に「全く違う場所にたどり着いて、そこでまた出会った。だったら、そこから、また、始めればいいじゃない。」という結論にたどり着く。最後の結論はあまりにもナイーブすぎるようにも思えますが、彼女たちの心情としては、正直なところなのでしょう。
桑原裕子さんのブログに、今回の公演は「いつもより賑やかで、ガチャガチャしている」という言葉がありましたが、普通のKAKUTAの芝居を知るためにも、次の公演も見たいと思います。
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