2012年10月3日水曜日

はえぎわ「ライフスタイル体操第一」

2012年10月2日 19時30分開演 三鷹市芸術文化センター星のホール
作・演出:ノゾエ征爾
出演:滝寛式、川上友里、笠木泉、本多力、竹口龍茶、富川一人、踊り子あり、高松呼志響、鈴真紀史、町田水城、鳥島明、金珠代、井内ミワク、山口航太、萩野肇、竹田邦彦、加藤素子、佐藤賀数江、阪口美由紀、高山久子、美恵サンダ、渡邊敦子、宇津木昆台、立堀貴子、うちやまきよつぐ、石原裕鵬、ノゾエ征爾
「起きる、食べる、排泄する、寝る。これが人生の基本動作、これ以外に何をするかが人生。」と、結構、大上段に振りかぶったテーマの今回の芝居ですが、大上段に見えないところが、はえぎわの芝居のよいところだと思います。人生の何かが、様々なエピソードとして語られていき、それをつなぐように、おばあさんがバイクを押して歩いて行きます。そのすべてが、さらりと、優しく描かれていく。優しい風のような舞台でした。
今回の芝居には、公募した60歳以上の方が、多数出ていました。一部、埼玉ゴールドシアターや、楽塾に所属されている方もいるようですが、ほとんどは素人です。彼らをうまく誘導して、彼ら自身の人生がさりげなく舞台に現れるように構成したノゾエ征爾の演出力は、たいしたものだと思います。
公募グループの魅力に勝てなかったのか、出番が多くなった分だけ、芝居のテンポが遅くなり2時間が長く感じられたのは、少し残念ですが、それも許容範囲でしょう。
次回作もぜひ、見たいです。

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