2012年10月1日 19時30分開演 三軒茶屋シアタートラム
脚本・演出:柴幸男
音楽・演出:三浦康嗣
振付・演出:白神ももこ
出演:坂本美雨、今井尋也、今村洋一、初夏、大柿友哉、北川結、重岡佐都子、清水久美子、名児耶ゆり、西尾大介、bable、柳瀬大輔、
前回芝居を見てから、2週間以上間が空いてしまったので、その間に勝手な期待が膨らんでしまっていました。Twitterに時々上がってくる稽古の進行状況などを見るたびに、何か素晴らしいものが見られるのではないかと、妄想を楽しむ自分がいました。
しかし、現実はそう甘くもなく、結構、残念な結果に終わってしまいました。
物語は、ファーレという「ファ」と「レ」しか歌えない女の子の成長の話。孤児のファーレは両親を見つけるため、うたうたいになるべく養い親のレッサーパンダ先生の元を飛び出し、音盗人として暮らすうちオーディションに参加する。やがて、そのオーディションの審査員のアロンアルファと結婚し、両親がすでになくなっていることを知るという、3幕ものです。
各幕ごとに違う女優が、ファーレを演じるのですが、幕が進むごとに魅力が半減してていくのがわかります。特に、第3幕は、歌手の坂本美雨がつとめるのですが、近くで見ると結構ブスで、芝居もできるわけでもなく、存在感がとても薄いです。
一番残念なのは、テーマソングで、ファーレが歌う都合上ファとレの2音で主旋律ができており、魅力的な歌とはとても思えません。
全体のアレンジは、ニューフォニュームなどを生かして、とても魅力的にできているのですが、そのアレンジ力をもってしても、テーマ曲の残念さは救えませんでした。
最後に、音響が台詞の時にリバーブをかけ過ぎて、台詞が聞き取りにくいのがとても気になりました。
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