2014年2月7日 20時開演 ムーブ町屋ハイビジョンルーム
1.「町屋の火事」
作:ふじきみつ彦 演出:鎌田順也
出演:中島真央、水野伽奈子、鶴まき、はしいくみ
2.「たまたま」
作:新井友香 演出:飯田こうこ
出演:はしいくみ、宇野なおみ、徳元直子
3.「センチメンタル嘔吐物」
作:福原充則 演出:飯田こうこ
出演:土田由有未、深澤千有紀、野々山椿、田村朋世
4.「こし…」
作・演出:鎌田順也
出演:女優たち
またまた残念というか、はっきり言ってひどい芝居を見てしまいました。芝居を集中的に見るようになって3年目、もっともひどい芝居だったかもしれません。
まず第一に、演技がひどすぎます。客が40人くらいしか入らない視聴覚教室のようなところで、新劇をひどくしたような芝居をされても観客としてはどこを見てよいのかわからず、困ってしまします。まるで普通の劇場のような目線で芝居をされるとこの人たちには観客が見えていないのではないかと思えてしまいます。
次に、構成と演出がひどすぎます。4本の短編を4人の作家が書いて二人の演出家が演出するという形ですが、4本目の「こし…」を書き演出した鎌田順也が全体をまとめてオチをつけるという役目を負わされていたようですが、自分の好きなゾンビ話に持ち込んで好きなようにやっているだけでした。前の3本にゾンビの伏線があるわけもなく、無理矢理全てを台詞で説明するという前代未聞の台本になっていました。あまりにひどいできに、悲しみや怒りを通り越して、笑うしかないような状況でした。
脚本的には、3本目の「センチメンタル嘔吐物」がおもしろく、うまく展開していけば30分物のテレビドラマが作れそうなネタでしたが、それもゾンビの出現で台無しです。
この惨劇の主な犯人と思われる鎌田順也の関わった芝居を今までに2本(ナカゴー「黛さん、現る」と、野鳩+ナカゴー「ひとつになれた」)
見ましたが、どちらも残念なできでした。私にとっては鬼門なのかもしれません。
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