2019年1月20日日曜日

Ping Chong’s ドキュメンタリー・シアター Undesirable Elements「生きづらさを抱える人たちの物語」

2019年1月19日 14時開演 東京芸術劇場シアターイースト
脚本:Ping Chong(ピン・チョン)
演出:Ping Chong(ピン・チョン)
出演:岩本陽、大橋ひろえ、JuliaOlson、成田由利子、西村大樹、HARMY
今まで70本以上のドキュメンタリー演劇を作ってきたピン・チョン氏の公演ということで見にいきました。
ドキュメンタリー演劇といえば、何年か前に東京芸術劇場で観たリミニ・プロトコルが構成・演出した「100%東京」という演目がとても面白くて、それがドキュメンタリー演劇を観た最初だと思います。
オーディションで選ばれた6人の「生きづらさを抱えた人」が舞台に登場し、年代順に構成された自分の人生を語っていきます。台詞は慎重に並べられ、飽きないよう、だれないよううに演出されています。また、日本語と英語の字幕、手話通訳、手話で話す演者のためにそれを朗読する通訳までいました。
それで立ち上がってきた6人の人生は確かに感動的で、涙も出ました。
しかし、観ているだけの無責任な観客としては、そこからさらに一歩進めてさらなるドラマが見たいとも思いました。
「100%東京」の時には、それは「今の東京」のイメージでした。それに相当するような物が見たかったです。

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