2019年1月6日 19時30分開演 こまばアゴラ劇場
作・演出:村社祐太朗
出演:花井瑠奈、横田僚平
プロンプター:内田涼
「これは演劇ではない This is not the Theater.」という挑発的なタイトルに惹かれて、とりあえず時間の合う新聞家を見ました。
二人の俳優が順番にぼそぼそと切れ切れに言葉を発する。その言葉は文章のようでもあり、イメージの羅列のようでもある。ただ、地点のような独自の発声のメソッドがあるようにもみえず、平文に近いと思います。Twittwerなどによると、その内容はある結婚式について語られたものらしいのだが、私の理解できる範囲ではそのような言葉はなかったと思います。全く集中力のない私には、向いていない演目だと言うことはよくわかりました。公演は25分ほどの短いもので、役者の「ありがとうございました」という言葉で唐突に終わります。
その後、質問会という観客からの質問に答える時間が設けられているのですが、そこでの質問を聴いていると驚いたことにこの演目を成立しているものとして全面的に受け入れて、その上でプロンプターの存在、不在とか、小道具のハンドクリームについてとか細かい質問がされていることでした。
私にとっては、何を意図してこのようなかたちでの公演がなされているのか、何を目的としているのか全く理解できませんし、「何がなされているのかわからないが、面白い」とも言いがたい状況でした。
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