2016年1月30日土曜日

ハイバイ「夫婦」

2016年1月27日 19時開演 東京芸術劇場シアターイースト
作・演出:岩井秀人
出演:山内圭哉、猪俣俊明、菅原永二、田村連太郎、鄭亜美、平原テツ、川面千晶、高橋周平、岩井秀人
今や人気劇団となって、1ヶ月近いロングラン公演でもなかなかチケットのとれないハイバイを見てきました。
芝居は、山内圭哉と猪俣俊明という二人の芝居巧者が夫婦役で、なんの破綻もなく進んでい
くのですが、芝居の出来不出来と関係なく、私には受け付けないところがありました。岩井秀人の戯曲には、「ヒッキー・カンクーントルネード」、「手」、そしてこの「夫婦」という自分もしくは自分の親族を描いた私小説の演劇版、「私演劇」とでもいうべき流れと、取材などをして書かれたであろう「霊感少女ヒドミ」、「ある女」、「おとこたち」という2つの流れがあるのですが、その私演劇のほうが私は苦手なようなのです。理屈では、私演劇であろうとも登場人物は岩井秀人の創作物であるということはわかっているのですが、実際見るとやはりいけません。あの人達がどこかで生きているのだと思えて、見ていて落ち着きません。どうしても、芝居に集中できないのです。

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