2016年1月22日 19時30分開演 渋谷ユーロライブ
出演:さらば青春の光、ナカゴー、東葛スポーツ、チョップリン
東葛スポーツが出演するというので、見にいきました。生でコントを見るのは、生まれて初めての体験でしたが、いかにテレビで見るコントが笑えるように整備されているのかということを痛感しました。芝居の中の笑いは、ある程度時間をかけて芝居の流れの中で笑わせられるので、周囲と関係なく面白ければ笑えるのですが、コントの場合時間が短いので、雰囲気ができておらず、少しの面白さだと周囲に気兼ねして笑わないことが良くありました。テレビだと、少しでも面白いと笑い声をかぶせてあるので、安心して笑えるのですが、ライブではそれは難しいです。逆に言えば、短い時間で笑わせる難しさに気がつきました。
さらば青春の光は、キングオブコントの上位常連ということですが、下ネタを連発する勇気はよしとしても、あれがいつものできならキングオブコントもたいしたことないと思えるできでした。ナカゴーは、いつも通り、短い分、さらにどこが面白いか全くわかりませんでした。東葛スポーツは、1月末の公演の抜粋だと思われるものでしたが、あれではいいも悪いもわかりません。チョップリンは、最初のコンビニのネタがわかりやすくてこの日、一番面白かったです。
チラシのあおりに、「コントは,既存のフォーマットを破壊する短い演劇であり、未来の演劇の実験場である。」と書いてありましたが、この日を見る限り、「既存のフォーマットを破壊できるかもしれない。その可能性は、否定できない。」くらいが、正しい現状認識だと思います。
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