2016年1月30日土曜日

ロロ いつ高シリーズ Vol.2「校舎、ナイトクルージング」

2016年1月14日 19時30分開演 横浜STスポット
作・演出:三浦直之
出演:亀島一徳、島田桃子、望月綾乃、大石将弘、北村恵
2016年最初の観劇は,ロロでした。昨年から始まった高校演劇大会ルールに乗っとった「いつ高シリーズ」の第二弾ということで、やはり約1時間の上演でした。
前作はやや、尻切れトンボに終わった感があったのですが、今回は同じ1時間でも山あり谷ありの充実した1時間でした。
お話しは、窓際に写っていた幽霊を探しに夜の教室に忍び込んだ三人の高校生が、ラジオネーム逆乙女と称する、昼間学校に来ないで夜忍び込み、前日に仕掛けたヴォイスレコーダーを聞いて昼休みの感覚を味わう引きこもりや、その引きこもりと仲良しで、幽霊らしくないことに悩んでいる幽霊に出逢うというストーリーです。いつもながらのしらけないぎりぎりのナイーブさが溢れ、「実在するファンタジー」としても高校生活が描かれ、とてもおもしろかったです。
それにしても、島田桃子は木ノ下歌舞伎の「心中天の網島」の時は、花魁の役なのに単なるバカな小娘にしかみえないし、今回も女子高校生のはずなのにおばさんのコスプレにしかみえませんでした。役柄と存在がいつもかなりずれているのはネライなのでしょうか?
劇中、大石将弘が映画「GO」の窪塚洋介の物真似をするのですが、その映画を見ていない私でも、あの一本調子な台詞のしゃべり方は窪塚洋介に違いないと思わせる不思議な説得力を持った物真似でした。
第三弾の予定もあるようなので、とても楽しみです。


0 件のコメント:

コメントを投稿