2014年6月7日 19時開演 三鷹市芸術文化センター星のホール
作・演出:喜安浩平
出演:西山宏幸、篠原トオル、永井幸子、岡山誠、川本成、竹井亮介、森谷ふみ、筒井俊作、傳田うに、小園茉奈、竹内健史、小笠原健吉、浦嶋健太、葛堂里奈、鳴海由莉、二見香帆
三鷹市芸術文化センターの「太宰治に関する演劇」シリーズと、ブルドッキングヘッドロックの組み合わせ。いつも一定レベル以上の芝居を提供してきたシリーズであることと、前回見たブルドッキングヘッドロックの公演が、西山宏幸作であり、今回が通常の喜安浩平の作・演出であることから、興味を持って見にいきました。
結果は、全体にテレビのコント的な安易さはあるものの、おもしろいコメディに仕上がっていました。しかし、全体の流れを悪くする部分があり、それが太宰治に関する部分なのは、「太宰治に関する演劇」としては残念でした。太宰に関するパートがない方が上演時間も短くてスッキリした仕上がりになったのに、無理矢理挿入した感がありありで不満が残ります。
通常舞台で使用する方に客席を組み、プロセミアムアーチのところに後ろを隠すように天井までのセットが組まれていて、その後ろに別なセットが隠されている感じがありありだったのですが、いざそのシーンになると、見えていたセットがズーと後ろに下がり、本来客席である広々とした空間が、多田、おっかけっこをするためだけに表れてのでした。いい意味で裏切られて感じは最高でした。
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