2014年6月17日 19時30分開演 お台場潮風公園内「太陽の広場」特設テント
原作:加東大介
脚本・演出:福原充則
出演:富岡晃一郎、猫背椿、早乙女友貴、円山厚人、久保貫太郎、加瀬澤拓未、畑中実、矢野昌幸、結城洋平、望月綾乃、佐藤銀平、小林顕作
前回見たときには、唐十郎へのオマージュとも思える作風で面白かったベッド&メイキングスが、テント芝居をすると聞いて、さらなる唐十郎的なものを期待して見にいきましたが、ワタシの勝手な思い込みは見事に外れました。
ずいぶん前になくなった俳優の加東大介が書いた実話を基にした芝居で、太平洋戦争中南方の前線で、兵隊たちが慰問のため芝居をするという話でした。
前半は、その実話から取ったのであろう衣装やカツラを造る苦労話に引きずられて、テンポが悪かったのですが、芝居をすることが舞台公認になった後半は、そんな細かいことにこだわらず、テンポよく面白くなってきました。
実際にも仮設の芝居小屋を造ったようで、そこからテント公演という発想はよくわかるのですが、やってみると今までにやり尽くした手法をまた見せられるだけで、あまり感心しませんでした。
実話に引きずられてどこにも到達できないまま、終わってしまった長い3時間でした。
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