2015年11月25日 19時30分開演 にしすがも創造舎
作:ウラジミール・マヤコフスキー
演出:三浦基
音楽:空間現代
出演:阿部聡子、石田大、小河原康二、窪田史恵、河野早紀、小林洋平
演奏:野口順哉、古谷野慶輔、山田英晶
地点の芝居は大ホームランになるか,空振りになるか予測がつかないので、全て見にいく以外方法がありません。過去ホームランだったのは、「河童」、「光のない」、「三人姉妹」の三本だけでした。今回の公演も大いなる空振りでした。まず第一に、空間現代の音楽が下手くそなプログッレシブロックのようで、面白くありませんでした。また、地点の演技の特徴のひとつである会話もモノローグのように喋る事も徹底されていなくて、妙に浮ついた感じが全体に漂っていました。しかし、役者達はいつもと違って少し嬉しそうで、会話が会話として演じられることや、自分の台詞きっかけでバンド演奏が始まることが嬉しかったのかもしれません。
その印象はカーテンコールでも続いていて、演出の三浦基をはじめとした全員の「やりきった感」には、違和感を覚えました。
ロシア革命時の芸術家、マヤコフスキー、メイエルフォルドなどには、独特な魅力があるように感じます。演劇の新しい形を作ったという歴史的価値だけではなく、革命初期の高揚そのままに自分の才能を力一杯開花させたというところが主な原因だと思います。
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