2015年11月4日 19時開演 下北沢駅前劇場
脚本・映像・音響:一十口裏
演出:一十口裏、植木早苗
振付:植木早苗
出演:植木早苗、春原久子、河野美菜、大場靖子、池田玲子、望月文、川端さくら、久保田琴乃、山口奈緒、杉森多恵子、三明真美、鷹羽彩花
また1つひどい芝居を見てしまいました。げんこつ団という劇団名の面白さだけに惹かれて見にいきましたが、かなりのひどさでした。
台詞は棒読み、動きは右手と右足が一緒に動くようなぎこちなさ。ストーリーと関係なく中・高生が思いつくようなギャグが挿入されて、しかも炸裂せず少しも笑えない。
約2時間、全く面白くなく修行のような芝居でした。
帰宅してから調べたところ、1991年に結成され20年以上にわたって活動している劇団で、どうもあのひどい芝居はネライどうりらしいのです。公式ホームページのブログなどを読んでいくと、操り人形芝居のような表現を目指しているらしく、役者の個性よりは役を明確に役として表現していくことを重視しているようで、その結果があの芝居のようです。しかし、見て面白くなければ見にいく価値もないわけで、客が少なかったのもうなずけます。
鳥公園や快快など女性演出家の芝居が理解や共感できないことが気になっていましたが、ここにきて全く違うタイプの理解不能な女性演出家が現れたました。
鳥公園や快快はふわふわしてつかみどころがわからないという印象ですが、げんこつ団は堅すぎて歯が立たないという感じです。
頭でっかちな学生劇団のまま、20年以上芝居をやってきた希有な例かもしれません。
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