作・演出:池亀三太
出演 : 片桐はづき、石黒淳士、松下幸史、浅利ねこ、ぎたろー、神戸アキコ、浅見紘至、安藤理樹、竹田有希子、北尾亘、三宅綾子、南陽介、工藤史子、橋口克哉、村上誠基、黒木絵美花
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何より気になるのは、テーマ(今回は、家族の絆)を前に押し出し始めたことです。テーマ自体に新鮮みがないし、切り口も真っ向正面からむかっていくだけで新しさもありません。テーマをまじめに語る分、スピードは確実に落ちています。池亀三太の脚本は、テレビのコントのようで、その荒唐無稽さと発想の柔軟さが魅力だったのに、テーマを語り出したことで安いホームドラマの雰囲気が漂いだして、魅力半減です。この劇団にとっては、テーマなんてものは不要だし、あっても観劇後、観客の頭の中でぼんやりイメージされればよいものだと思います。
それと、この劇団最大のトリックスター神戸アキコの扱いも疑問です。サイドストーリーに追いやられて、不照れ腐っているようにも見えました。
司会作は、もう見なくてもよいかもしれないという感じです。
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