2013年1月12日土曜日

生前葬「笑ってタナトスくん」


2013年1月12日 14時30分開演 江戸川橋ギャラリー絵空箱
作・演出:モラル(犬と串)
出演 : 藤尾姦太郎、椎木樹人、一色洋平、二階堂純子
昨年末風邪で行けなかったバナナ学園純情乙女組の主宰、二階堂純子が出演するというので、見る気になったのだが、久しぶりにひどい芝居を見た。
チラシによれば、小劇団のイケメンが三人集まって、一波乱起こそうと企んだところから始まった企画だそうで、三人に絡む謎の女優が、二階堂純子なのだそうだ。蓋を開けてみれば、いうほどイケメンでもなく、笑のセンスも乏しい三人組が声を張り上げてドタバタやっているだけの100分間。なかなかの苦行であった。
二階堂純子のセレクトも、多分、NGの少なそうな女優というのが選考理由だったような気がする。二階堂純子の芝居自体も他の三人に比べれば、性根が座っていてスッキリとしたものだったが、まだ、演技力がとか存在感がとか語れるレベルではないと思う。
作・演出に関しては、妄想の中に生きて最後に自殺しようとするのを、山葵寿司の食べ比べとか、乳首相撲とか、顔面小麦粉まみれとかいう、実際の我慢比べで思いとどまらせる着想が多少面白いとは思った。
次回作hq、もちろん見ないし、名前だけは聞いている劇団犬と串の公演も見る気がなくなった。

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