2018年5月24日 19時開演 Richard Rodgers Theatre
ここ数年の最大のヒットミュージカル Hamiltonを見ました。
アメリカ建国の父の一人で、合衆国憲法の草案を作り、中央銀行を作り、アメリカ建国当時の財政、外交政策の中心人物で、建国の父の中でただ一人、貧民層の出身だったという人物の伝記ミュージカルです。概略だけ眺めてもドラマチックで、盛り上がる要素が満載です。
ミュージカルとしての最大の特徴は、台詞部分がほとんどラップでできていることです。これにより台詞から歌へ移行するときの違和感がほとんどなくなります。また、全体を通して一定のリズムが感じられ、芝居が前に進んでいく力が強く感じられます。
このミュージカルが大ヒットした背景には、トランプ大統領の登場という事件が大きくかかわっていると思います。トランプの登場に危機感を持った人々が、ハミルトンの政府の考え方、「騎士道的な倫理にたつ政府。すなわち,dignity(威厳)& grace(高雅),intellectuality(知的性),pride(矜持)、justice(正義),morality(道徳性)」に共感したことがヒットの大きな要素だったと思います。
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