時差ボケはなかなか治りませんが、ボーとしていてもしょうがないので、TodayTIXで前日予約して「ハロードーリー」を見にいきました。前日にもかかわらずメザニンの前から4列目、ほぼセンターというよい席でした。
その昔、キャロルチャニング主演の「ハロードーリー」を見たことがあるのですが、おぼろげな印象では、チャニングのレジェンドぶりを盛り上げる演出ばかりでミュージカルのできとしてはたいしたことはない、よくあるできだという感じでした。
今回もそんな感じかと思って、今年最初のブロードウェイだし、肩らなしもかねて気楽に見られるだろうと考えての「ハロードーリー」だったのですが、よい意味で期待を裏切られました。
「リトルナイトミュージック」以来のバーナテッドピーターズは、相変わらずの鼻にかかった変わった声とイントネーションを十二分に駆使して、レジェンドぶりを振りまいて素晴らしいのですが、それ以上に素晴らしいのがアンサンブルでした。男女とも、さまざまな年齢、体型の役者をバラエティ豊かに集めて、芝居や歌や踊りに厚みを与えていました。
これを見たおかげで、「やはりミュージカルは面白い」と思えて、幅広く見てみようと意欲がわきました。
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