2015年6月8日月曜日

中野坂上デーモンの憂鬱「六月の家族」

2015年6月7日 18時開演 荻窪小劇場
作・演出:松森モヘー
出演:松森モヘー、向井稜太郎、橋田祐理、三森麻美、安達可奈、鈴木はるか、荻野肇、南帆子
はえぎわで演出助手をやっている松森モヘーの劇団と言うことで見にいきましたが、久しぶりに見たことを激しく後悔しました。
あんなに薄汚い芝居を見たのは初めてでした。全員、へたくそなだけでなく芝居が薄汚いのです。なにか悪い思想にでも犯されているのではないかと思えるほどでした。全体のトーンがその薄汚さで統一されているので,あれがあの劇団のカラーということなのでしょうが、私には耐えられませんでした。
ストーリーはそれなりに複雑で入り組んだものだったのですが、その理由がやっつけで全くリアリティがありません。
最後に役者が叫ぶスローガン、「自由と尊厳をはかりにかける、うんぬん」がテーマということなのでしょうが、それまでのぐちゃぐちゃな芝居と関係があるようには見えませんでした。彼らには、「説明するな、芝居しろ」だけ言いたいです。

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