2014年9月29日 20時開演 こまばアゴラ劇場
構成・音楽・演出:二階堂瞳子
出演 : 加藤真砂美、アマンダ・ワデル、高村枝里、相原歩、安藤ゆかり、伊藤彩奈、伊谷亜子、金佳奈美、高麗哲也、小林ありさ、佐賀モトキ、紗弓、鈴木もも、鈴木郁海、染谷彩花、ダイナマイト・バディ夫、竹田有希子、出来本泰史、飛田大輔、橋本考世、廣瀬瞬、藤田一陽、藤本紗也香、宝保里美、堀井和也、森みどり、谷田部美咲、山岡貴之
2012年5月に舞台上での不祥事により解散したバナナ学園純情乙女組が、1年半の時を経て革命アイドル暴走ちゃんとして復活しました。今年の初めに横浜の相鉄本多劇場で公演があったのですが、スケジュールがあわずいけなかったので、復活後初めての観劇となりました。
相変わらずハイスピードで繰り広げられるオタ芸と、全く何を言っているのかわからないマイクパフォーマンス、パワーアップしているのは客席にまかれる水の量と,ワカメや紙吹雪や豆腐の量。それに、多分ドイツ人の女の子(この子はかなりかわいい)。
言っていることは全く変わりがなくて、「あなた方に会えてよかった。私たちの世界に歓迎します。」の一言ですべてが表せると思います。
水もワカメも豆腐も歓迎の印というわけです。
一つ変わったことは、ラストで観客全員を舞台に上げるというパフォーマンスが加わったことでしょうか。歓迎の儀式が一つ増えたというわけです。私は、めんどくさくて、行かなかったら、客席に残ったのが私一人になってしまってかえって目立ってしまいました。
少し気になったのは、舞台に上がったお客さんの多くが喜んでいるというよりは戸惑っているように見えたことです。
初見の時にも書きましたが、私の若い頃にはこのように「観客と舞台の一体感」を創出しようとする試みが、芝居やパフォーマンスや音楽の世界で数多くありました。それらは時には成功もありましたが、時の流れと共に忘れ去られていきました。昔より格段に多い情報が氾濫する現代において、ある程度一体感の創出に成功している革命アイドル暴走ちゃんは、すばらしいと思います。
だけれども、私としては革命アイドル暴走ちゃんの世界の中身をもう少し知りたい。その世界をわかりやすく展開して見せてほしい。その気持ちが強いです。
いつの時代もあのような舞台を造り続けるには、膨大な知力と体力と意思の力が必要です。革命アイドル暴走ちゃんがこのまま走り続けられるのか、方向転換するのか、はたまた、自然消滅するのか,最大の興味はそこにあります。
最後に、前から3列目の真ん中に座ったおかげでジーパンがびしょ濡れになり、帰りの電車で空いているにもかかわらず座れなかったのには参りました。
0 件のコメント:
コメントを投稿